本丸 もうひとつ、地球をつくるとしたら。
名古屋城ペーパークラフト(1000円)を買いに、名古屋においでよ。糊もハサミもいらない、手軽に作れるペーパークラフトだよ。美味しい和菓子も入った素敵なお土産を、是非ゲットして組み立ててみてねー! https://t.co/G9iM0nQpVV
もはや博愛主義では本丸を説明しきれない
生後 4歳1ヵ月と19日
早朝ぐるりん前に大雨だったので~
レインコート着用・・・すると雨が止んじゃった(笑)
尻尾ふりふり~♪
徳島中央公園一周~♪
一雨ごとに~秋の足音が聞こえてきます。
9月2日(日)
県外に遊びに行くと一番気にかかるのは駐車場代金・・・
大三島は、ありがたいことに全て無料~
今治城では、1時間100円 なんとありがたいことか☆
あまりに高い駐車場代金に・・・再度行く気にならない観光地もあります。
今治城は、思ったより立派で素敵♪
内堀は、汽水域~沢山のお魚さんを放流しています。
不思議な事に・・・今治城は海とつながっていて、潮の満ち引きによって水位が変り、ボラやチヌなどの海水魚が沢山泳いでいますが、堀底からは、淡水魚のメタ゜カもいて、多様な生物が生息しているそうです。
今治城はの地は瀬戸内海に面し、「吹揚の浜」と呼ばれた砂丘地帯だったそうです。約6年の歳月をかけて、築城したそうです。
その後、明治時代になって城の建物は全て解体されましたが、城の中心部の石垣と内堀がほぼ完全に残り、昭和28年に、天主をはじめとする櫓・城門等々の再建が進み雄大な今治城が姿を見せたそうです。
鉄御門 なんか・・・歴史の重みを感じます。
今治城の鉄御門は、最も堅固な枡形虎口の内側の門で、名前は扉や柱に貼られた鉄板に由来し、格式の高い城にしかない特別な城門です。
藤堂高虎 武将の像では珍しく平服姿の騎馬像 時代を先取りし、平和な時代の城つくりや城下町の発展を考えた高虎に相応しい姿だそうです。
城つくりの名人だったそうです。
お城っていいな~明治維新のとき殆どの城が解体されたのは本当に残念です。 残っていたり再興された、お城は素晴らしいと思います。
次朗と一緒に城内散策は出来ませんが~
城前で~
記念撮影して♪
本丸に鎮座している吹揚神社さんには参拝出来ました。
次朗は、なにをお願いするのかな~♪
おとおさんは、どこの神社さんで御参拝しても~「次朗の長生きと健康~と私達の健康」
次朗が幸せで健康で、ありますように~♪
しっかりお願いしましたね♪
御参拝~♪
次朗と私達が健康で幸せに暮らせますように~♪
お守りとご朱印をいただこうと思ったけど~日曜日なのに・・・お札所が開いていません。 電話でお尋ねすると社務所でくださるとのこと・・・
社務所を探していると、観光ボランテァの高橋さんが、教えてくださって~無事次朗のお守りと、ご朱印を~♪
頂きました。
観光ボランテァの高橋さんに~今治城の歴史を色々教えていただいて
愉しかったです♪
適切な、ご説明を本当にありがとうごさいました。
今治城~♪ とても素敵なお城でした♪
いい日帰り旅を堪能して~♪
大満足の次朗です♪
もっと本丸の話、しませんか。Answer for You
安土城へと向かう途上で、秀吉さんが遣わしてくれた迎えの使者と合流し、私達は安土城へとやってきた。
(住んでたのは数カ月だけど、毎日が濃かったせいかな)
「なんだか、すっごく懐かしい・・・・・・」
政宗「まあ、俺は時々来てたけど、お前は一年ぶりだからな」
私の隣では、政宗が目元に手をかざしながら安土城を見上げている。
(今から、信長様に会うのか・・・・・・)
「ねえ政宗」
「なんだ」
「もしまた、安土城に残れって言われたら・・・・・・」
ふたり「さらって逃げる」
声がぴったり重なって、顔を見合わせる。
「・・・・・・だよね?」
政宗「・・・・・・そうだな」
軽く笑い合って、どちらともなく手を繋ぐ。
不思議とまったく不安はなかった。
(みんなに会うの・・・・・・楽しみだな)
「そういえば、さっきたまに来てたって言ってたけど、どうして?」
本丸御殿にある広間へ向かいながら、ふと気になって尋ねてみる。
政宗「信長様に呼ばれたり、報告に上がったりだな。あとは奥州にも時々戻ってたから、その途中に寄って休んだり」
「そうなんだ・・・・・・結構、忙しかったんだね。離れてた一年の間のことも、今度ゆっくり聞きたいな」
政宗「そんな面白いことはねえぞ。お前がいなかったからな」
「・・・・・・っ、そっか」
(またそういう口説き文句を、恥ずかしげもなく・・・・・・)
嬉しいやら恥ずかしいやらで、緩みそうになる頬をなんとか引き締める。
女中さん「あ・・・っ」
政宗「おっと」
急ぎ足でかけてきた女中さんが、政宗にぶつかった。尻もちをつきそうになった彼女の腰を、政宗の腕が支える。
女中さん「た、大変申し訳ございません!」
女中さんが青ざめて頭を下げる。
政宗「いい、気にすんな」
女中さん「あ、政宗様・・・・・・!」
女中さんは政宗の姿を認識すると、ぱっと顔を明るくした。
(あれ、知り合いかな?)
女中さん「あの、先日はありがとうございました」
政宗「礼はいい。うまくいったのか?」
女中さん「ええ、みなさん、とても美味しいって喜んでくれて・・・」
(料理でも教えてあげたのかな)
政宗と話す女中さんは、わずかに頬を染め微笑んでいて、政宗も優しく笑い返している。
女中さん「あの、それでは、失礼致します」
深くお辞儀をして、こちらを振り返りながら女中さんは去っていった。
(笑顔が可愛い人だなぁ・・・・・・)
政宗「ゆう?どうした、ぼーっとして」
「あ、ううん、なんでもない。何か作り方を教えてあげたの?」
政宗「ああ、ちょっと前に、菓子の作り方が知りたいって言われて、一緒に作ってやったんだ」
「そうなんだ。一緒にお菓子作りなんて、楽しそうだね」
政宗「あいつ飲み込みが悪くて、結構苦戦してたけどな」
思い出したように笑う政宗に、またもやっとする。
(あ・・・・・・やっぱり、やきもちやいてる、私。こんなちょっとしたことでやくなんて・・・・・・)
政宗「ゆう、どうした」
一瞬、足を止めた私を振り返って、政宗が手を伸ばしてくれる。
政宗「・・・・・・ほら、手、貸せ。行くぞ」
微笑む政宗の眼差しが、優しく私に注がれる。
(・・・・・・しょうがないよね。つまらないことでやきもちやくくらい・・・・・・大好きなんだから)
やきもちにすら、政宗への想いの強さを実感させられる。
「・・・・・・うん、行こう」
政宗の手をぎゅっと握って、私はまた歩き出した。
———–
信長「久しいな」
「ご無沙汰しております」
招かれた広間には、懐かしい顔が勢ぞろいしていた。思っていたよりも普通に出迎えてもらって、ちょっとだけほっとする。
秀吉「変わらないな、ゆう。一年も失踪してたから、もっと酷い姿を想像していた」
「ご心配おかけしました」
三成「ご無事で何よりです。狼煙(のろし)を見てからずっと、お待ちしていたんですよ」
光秀「突然現れたり、突然消えたり、相変わらず忙しい女だな」
「みなさんも、相変わらずお元気そうで、よかったです」
無事を喜んでくれるみんなに、挨拶と笑顔を返す。
(あれ、家康さんは・・・・・・?)
視線でその姿を探すと、少し離れたところに家康さんの姿を見つけた。
「家康さん、ご無沙汰してます。元気そうでなによりです」
家康「・・・・・・・・・・・・ああ」
家康さんは短く返事をしただけで、ふいと目を逸らしてしまう。
(久々でもそっけない感じだな・・・・・・家康さんらしいけど)
信長「して、ゆう。俺になにか言うことがあるな」
「っ・・・・・・!は、はい」
信長様の鋭いひと言が、和やかな空気を一変させた。
(ここを出るって決意してから、一年越しか。信長様にこの城に住めと命じられてからだと・・・・・・一年と三ケ月)
——-
信長「今後、貴様はこの城に住み俺に仕えろ」
「それは・・・・・・お断りしたはずです」
信長「貴様の意思など聞いていない。返事は ”はい” だけで良い」
——-
(あの時は、”武将たちの世話役” なんて、とんでもないなんて思ったけど・・・・・・ここでの暮らしのおかげで、大事な人に出逢えた)
私はしっかりと信長様に対面した。
「・・・・・・これまで、大変お世話になりました。一年前の申付けを破ること、お許しください。私は、ここには残れません」
信長「・・・・・・」
真剣に告げる私を、表情の読めない眼差しで信長様が見下ろしてくる。
「信じていただけないかもしれませんが・・・・・・私はこの一年間、五百年後の日本に戻っていました」
信長「・・・・・・そのようなことを、政宗も言っていた」
「政宗と一緒に生きるために、また時を超えて戻ってきたんです。もう離れたくありません。このまま政宗と一緒に、奥州へ行きます」
正直な気持ちを伝え、信長様を真っ直ぐに見つめる。重たい沈黙のなか、ふっと信長様が短い笑いをこぼすのが聞こえた。
信長「鉄砲玉のお前のことだ、どうせ留め置いても飛んで行くのだろう。奥州に飽きたらこの安土へまた来い」
「・・・・・・・・・・えっ?」
信長「何だその呆けた顔は」
「い・・・・・・いいんですか?」
信長「なんだ、不服か?」
「い・・・・・・いいえ!ありがとうございます!」
(こんなにあっさり認めていただけるとは思わなかった・・・・・・!)
驚きのあとにじわじわと嬉しさが湧き上がって、唇が緩む。
信長「口先での礼など不用だ。代わりに・・・・・・」
「っ⁉︎」
前触れなく腕を伸ばされて顎をくい、と持ち上げられた。
信長「今夜一晩、夜伽(よとぎ)の相手をしろ。勝手に不在にした罰だ」
(・・・・・・よとぎ?)
「お、お断りします・・・・・・っ!」
信長「ならば今、この唇を寄越せ」
ぐい、と引き寄せられて、本当に唇が触れそうになる。
「・・・・・・っ、待っ」
焦りながら、私は必死に信長様の胸を押し返した。
「そ、それも、ダメですっ」
政宗「おっと」
(あっ・・・・・・)
信長様の腕がぱっと離れて、反動で後ろによろけた拍子に、政宗の腕に背中から飛び込む。
政宗「何だ、信長様からの口づけは嫌か」
「え・・・・・・っ、そんなの」
(政宗とじゃなきゃ、嫌だよ?)
戸惑って政宗を見上げると、政宗は余裕の笑みを唇に浮かべていた。
政宗「贅沢者だな」
(え・・・・・・政宗は、私が信長様とキスしてもいいの?、政宗はやきもち、やいたりしないの・・・・・・?)
信長「戯れだ、本気にするな」
政宗「・・・・・・だ、そうだ。残念だったな」
政宗に頭を撫でられても、なんとなく、腑に落ちない。
「・・・・・・信長様のご冗談は、わかりづらいです」
信長「はじめから冗談だとわかっては、つまらんだろう」
そんなやりとりをしながらも、政宗の余裕の笑みが気になってしまう。
(さっき本当にキスしちゃっても・・・・・・政宗は、笑ってたのかな)
———
その夜、城内のみんなが祝宴を開いてくれた。
思わず唇に笑みが浮かぶ。
光秀「どうした、にやにやして」
ひとりで座っていると、酒瓶を持った光秀さんがやって来る。
光秀「暇なら少し付き合え。政宗は逃げてばかりでな」
「お酒なら、私も、光秀さんにはついていけないと思うんですけど・・・」
光秀さんはいくら呑んでもまったく酔わない体質らしく、政宗から色んな伝説を聞いていた私は、つい逃げ腰になる。
光秀「なんだ、政宗に入れ知恵でもされたか。つまらんな」
言葉の割にさほど気にした様子もなく、光秀さんは笑って隣に腰を下ろした。
光秀「しかしさっきは面白いものを見た」
「面白いもの?」
光秀「信長様と政宗に遊ばれて、目を白黒させるお前」
あざ笑うような口調でからかわれて、私はむっと唇を尖らせた。
「遊ばれてって・・・・・・私はおもちゃじゃありません」
(・・・・・・でも、さっきは本当に、びっくりしたな。政宗も、止めるどころか楽しんでるんだもん)
「政宗にとっては、口づけなんて、いくらでもくれてやれって感じなんでしょうか・・・・・・」
光秀「何だ、急に」
「さっきもし本当に、信長様に口づけられてたとしても、政宗は笑って許しそうだなと思って」
(私にも、出逢ったばかりの頃から口づけして来てたし・・・・・・)
「・・・・・・政宗も、他の人にしてたりするのかな」
光秀「そうだな。政宗のことだから、口づけの一ひとつやふたつ、あちこちの女にしてるんじゃないか?」
なんでもないことのように言って、光秀さんが盃に唇をつける。
「そう・・・・・・でしょうか」
(・・・・・・そんなの、嫌だな)
(政宗が私を特別に想ってくれてるのを、疑うつもりはないけど、私以外と、口づけなんて・・・・・・してほしくない)
その時、そばで障子が開く音が聞こえ、家康さんが外へ出ていくのが見えた。
家康「・・・・・・」
(・・・・・・私もちょっと、外の空気吸ってこよう)
「光秀さん、私ちょっと、外の空気吸ってきますね」
光秀「・・・・・・ああ」
私は光秀さんに断って、家康さんの後を追った。
———-
少し気落ちした顔で出て行くゆうを、光秀は笑みを浮かべて見送った。
光秀「本当に飽きないな、あの素直な反応」
秀吉「お前、趣味悪いぞ」
光秀のすぐ隣で酒を飲んでいた秀吉が、咎めるような声を出した。
秀吉「すぐバレる嘘で人をおちょくるのはやめろ」
光秀「なんだ、聞いてたのか」
秀吉「たまたま耳に入っただけだ。政宗がぱったり構ってくれなくなったって女達が噂してるの、お前も知ってるだろ。それも・・・・・・一年と三ケ月くらい前から」
光秀「だから余計に、あのくらいの嘘でけしかけた方がいいだろう。ゆうはさっさと政宗の本気に気づいて、もっとうろたえればいい」
秀吉「・・・・・・お前は本当、底意地悪いよな」
光秀「褒め言葉として受け取っておこう」
————
広間から廊下に出ると、ひとりで縁側に座る家康さんを見つけた。
「家康さん・・・・・・、隣、いいですか?」
家康「・・・・・・勝手にしたら」
遠慮がちに声をかけると、そっけなく返される。
(・・・・・・今は、この静けさが落ち着くな)
隣に座り込んで、ふうっと息を吐く。
家康「・・・・・・静かだね。何かあった」
「えっ?」
いつもと変わらない無表情で尋ねられて、どきっと心臓が跳ねた。
そんな気がして、自然と思っていることが唇から滑り出た。
「・・・信長様にちょっかいをかけられても、政宗が全然気にしてないみたいだったから、やきもちやいたりしないのかなって、ちょっと気になっちゃって」
家康「・・・・・・なにそれ。心底どうでもいい」
呆れ顔で、家康さんがつぶやく。
(やっぱり、そう言ってくれると思った)
予想通りの返答に、思わず笑みがこぼれた。
「くだらないけど・・・・・・政宗が他の女の人と口づけしてるかも、って思ったら・・・・・・私はすごく、やきもち、やいちゃったから」
家康「ふーん・・・・・・」
家康さんは、何か考えるようにこちらを見つめた。
「家康さん?どうしたんですか?」
家康「政宗さんをやかせたいなら、もっと際どいことしないとダメなんじゃない」
「きわどいこと?」
家康「・・・・・・たとえば、」
(っ・・・、え)
不意に、視界が反転する。気がつけば、縁側に押し倒されて、家康さんが私を見下ろしていた。
家康「・・・・・・こういうこととか」
冷静な口調のまま、家康さんが囁く。
落ち着いた態度とは裏腹に、手首には強い力が込められていて、一瞬、どきっとする。
政宗「・・・・・・ゆう?」
(政宗・・・・・・っ?)
物音に視線を向けると、広間から出てきた政宗がきょとんと目を瞬かせていた。
政宗「・・・・・・・・・・」
「・・・・・・あ、あの・・・・・・」
(この状況は・・・・・・さすがに、まずい)
誤解を深める前に、この体勢を何とかしようと身をよじる。
「い、家康さんっ、起きましょう」
家康「・・・・・・なんで?」
(え・・・・・・っ)
家康「あんたがしてって言ったんでしょ」
「そ、そんなこと言ってないっ」
家康さんは私を解放するどころか、ふっと笑みを浮かべて私を見下ろした。
焦りと混乱で固まった私の耳に、政宗の笑い声が届く。
政宗「楽しそうなことしてるな」
「っ、え・・・・・・?」
驚いて振り仰ぐと、政宗は相変わらず余裕の笑みを浮かべていた。
政宗「・・・・・・なあ、家康」
家康「・・・・・・・・・・・・」
静かに、政宗と家康さんが視線を交わす。
取り乱した様子のない政宗をみて、私は少しだけ落胆してしまった。
(政宗にとっては、押し倒すレベルでも、許容範囲なんだ・・・・・・)
「・・・・・・これでもダメみたいですね、家康さん」
家康「・・・・・・・・・・・・はー・・・・・・」
家康さんが深いため息と共にに身を起こす。
家康「あんたさ・・・・・・」
「・・・・・・はい・・・・・・?」
家康さんは黙って私を睨んでから、諦めたように顔をそむけた。
家康「・・・・・・もう、直接政宗さんに聞いたら?」
不機嫌そうにそう言って、家康さんはさっさと立ち去ってしまった。
(・・・・・・びっくりした。さっきの家康さん、別人みたいだだった。政宗を試すための、演技・・・・・・だよね?)
政宗「ゆう、戻るぞ」
「あっ、うん・・・・・・」
(政宗は・・・・・・さっきの体勢を問い詰める気もなさそうだな)
やっぱりそれが少しだけ寂しい。
政宗「・・・・・・・・・・・・」
無意識に俯いた私は、政宗の視線に気づかなかった。
———-
「わ・・・・・・っ?」
宴会を終えて部屋に戻るなり、私は後ろから回された政宗の腕に、きつく抱きしめられていた。
政宗「・・・・・・で?」
「で、って・・・・・・なにが?」
抱きしめられると反射的に高鳴ってしまう胸をさ抑えて、振り返る。政宗は私の心を見透かすような目で、じっと見下ろしていた。
政宗「宴会の時からずーっと、そんな浮かない顔してる理由は?」
(あ・・・・・・気づいてたんだ)
1. 言えない
「・・・・・・なんでもない」
政宗「嘘つけ」
「・・・・・・政宗は、やきもちやいたりしないのかと、思って」
政宗「・・・・・・何でだ?」
「信長様に口づけられそうになっても、笑ってたから」
政宗「・・・・・・だから?
「私は、もし政宗が誰かと口づけてるところ見たら・・・・・・絶対やきもち、やくのに。政宗はそんなことないのかなって思ったら、寂しかったの」
(うわ・・・・・・言葉にするとすごい、子供っぽいなあ、私・・・・・・)
政宗「ふーん・・・・・・それでそんな可愛い顔してたのか」
「か・・・・・・かわいく、ないよ」
あやすように髪を撫でられて、沈んでいた気持ちが浮上しそうになる。
それが少し悔しくて、視線を逸らした。
「家康さんに押し倒されても、平気みたいだったし・・・・・・政宗も、私以外の女の人に、そういうこと、してるの・・・・・・?」
胸に引っかかっている不安を込めて、問いかけてみると、
政宗「・・・・・・ゆう」
(・・・・・・っ)
ぐっと、私を抱く政宗の腕に力がこもって、息が詰まった。
政宗「俺がまったくやかないと、お前はそう思うわけか」
(・・・・・・っ、え)
試すような口調で囁かれて、戸惑って政宗を振り返る。
政宗「・・・・・・戯れなら、口づけ未遂でも、押し倒されでも、なんでもしろよ」
くっと顎を捕まえられて、顔をあげさせられる。
政宗「冗談半分でお前にちょっかい出す奴に、奪われる気はさらさらない」
「・・・・・・っ」
政宗の熱を帯びた鋭い視線が、私を射抜いた。
政宗「もし本気でお前に手出しする奴が現れたら、嫉妬なんてする前に、叩き斬ってやる」
「あ・・・・・・」
触れ合った肌が、じりじりと熱をもつ。
政宗「そういう意味じゃ・・・・・・さっきの家康は、ちょっと危なかったな」
「え・・・・・・?」
政宗「・・・・・・いや、こっちの話だ」
つぶやきに目を瞬かせると、政宗は、顎を掴んでいた手を滑らせて、つ、と私の顔の輪郭をなぞった。
政宗「お前の疑問に答えてやろうか。やきもちやかない、わけないだろ。ただ、俺はお前を、誰にも渡す気はないってだけだ・・・・・・わかったか?」
(・・・・・・っ、う・・・・・・)
「・・・・・・ずるいよ。そんな風に言われたら・・・・・・ちょっとのことでやいてる私が、ばかみたいじゃない」
(・・・・・・嬉しいけど、ちょっと、かっこよすぎる)
政宗「別にお前にやくなとは言わない。むしろおおいにやけ」
「・・・・・・なんで?」
政宗「やきもちやいてるお前、可愛いから」
「・・・・・・っ」
まっすぐ見つめられて、また、鼓動が静かに速くなった。
政宗「それと、何か勘違いしてるみたいだから言っとくけどな」
(あ・・・・・・っ)
ぐっと頭を引き寄せられて、政宗の左目と、視線が絡み合う。
政宗「俺がこういうことするのは、お前だけだ」
「ん・・・・・・っ」
唇が重なって、全身が甘くしびれた。
政宗「口づけたいと思うのも、こうして、触れたいと思うのも」
抱く腕に力を込め、政宗は髪や頬に優しく唇をすべらせてくる。
政宗「ずっと前から、お前だけだ」
「っ・・・・・・、政宗・・・」
政宗の唇が頬を伝い、耳元に寄せられる。
触れられたところから、不安も、もやもやした気持ちも、すうっと抜けていく。
「・・・・・・勝手にすねたりして、ごめん」
政宗「わかればよし」
「大好きだよ・・・・・・」
政宗「・・・・・・俺もだ」
唇も、手のひらも、腕も、私の身体触れる政宗の全てが、壊れものにふれるみたいに、大切に愛撫する。不安になることなんて何ひとつないと、わからせてくれる。
(もっと・・・・・・、わからせてほしい)
政宗「・・・・・・お前、ほんと、わかりやすい」
「え・・・・・・?」
政宗「もっと触ってって、顔に書いてある」
「・・・・・・っ」
喉の奥で笑われて、顔に熱が集まる。否定も肯定も出来ずに、私はただ政宗を見つめた。
政宗「気持ちいいこと、して欲しいんだろ」
低く囁かれ、身体の奥がじんじんと熱くほてっていく。
「・・・・・・うん。私にしかしないこと、いっぱいして」
政宗「・・・・・・了解」
触れ合ったところから、熱が溶け合う。
心も身体も、困るくらい
政宗に染められていく。
それが途方もなく幸せで、私はただその熱に身を委ねた・・・・・・——
政宗「・・・・・・了解」
本丸 関連ツイート
・「鍛刀完了」ボイスについて
ゲーム起動時、本丸にて鍛刀が完了している場合、近侍の鍛刀完了ボイスが再生されます。
※本丸に移動するだけでは再生されません。
※手伝い札を使用した際は再生されません。
#刀剣乱舞 #とうらぶ
・「特命調査 聚楽第(じゅらくてい)」
・謎の人物が現れる、本丸に特命が下される
・まんばちゃん!?っぽい布の人が発表
・聚楽第の元ネタは、安土桃山時代、豊臣秀吉が「内野(うちの)」(現在の京都市上京区)に…