本丸バカ日誌2

先日、「大企業就職が意外に少ない？岡山大学経済学部の全就職先分析（その3）」と題して、平成26年度の岡山大経済学部の就職事情をご紹介した。

ただし、ご存じのとおり岡山大経済学部は昭和55年(1980年)に発足した新設学部である。有力ＯＢとしてすぐに名前が挙がるのは、愛媛の民間放送局アナウンサーから転身して松山市長となった野志克人氏くらいである。このため、偏差値ではともかく、学部の歴史も人脈もないため「岡大経済の民間企業就職はふるわなくても仕方がない」という説明がなりたつ。
そこで、今回は、法学部としては中・四国の国立大学で最も古い伝統を持つ、岡山大法学部の就職事情を取り上げてみたい。岡山大法学部のそもそもの源流は、戦前の帝国大学への独占的な進学コースであった旧制第六高等学校である。戦局の悪化した昭和19年から、東京、京都をはじめとする帝大入試は、「非常時」であるとして全国に40校足らずの国公私立の旧制高校ごとの過去の進学実績数に応じ、各高校での成績だけで全入学者数が割り振られたが、その事実に象徴される実に特権的な学校であった。敗戦後の教育改革で旧制高校制度は廃止され旧帝大には教養部が新設されたが、同時に全国に廃止された旧制高校の校地・スタッフを使って文理学部、法文学部、理学部等の新制大学が設置された。いまの岡山大法学部の前身は、このとき新制大学発足にあわせて中国地方唯一の法学科として開設された岡山大学法文学部である。旧制高校時代の教官が多く残った文学、理学系と違って、社会科学系の先生の殆どは新制大学の設立認可のため急募された教官であったが、戦後すでに70年近い歴史があり、官公庁には非常に強いと定評がある。

 

岡山大学法学部

 

今回も、経済学部と同じく、「岡山大学就職ガイドブック2016（平成２８年度卒業生向け）」のデータ資料から考察してみた。岡山大学が就職実績数の男女別の実数を記載し始めたのは平成25年度分からであるため、この両年度を分析対象にすることで、就職トレンドを推測することが可能である。

その結果、次の傾向が判明した。

すなわち、これまで受験産業への「就職先上位」データのみで類推していた岡山大法学部の就職特徴、つまり、「公務員・法曹になれなければ負け組」という法学部生の共通認識が、どうやら筆者の想像をはるかに超えて学内で徹底していることが確認できたのである。

平成26年度は、香川大学経済学部の場合、276名の就職希望者数に対して全国から2,240社の求人が押し寄せた年である。つまり、アベノミクス効果による「売り手市場」の状況であった。同じ国立大である岡山大でも、求人環境はそんなには変わらないはずである。
これに対して、岡山大学法学部の就職実績は次の通りであった。
つまり、公務員・法曹(法科大学院)以外の民間就職を、留学生と女子を除いた日本人の男子学生に限ってみると、金融機関を除く上場企業就職者は、ほとんど実績がないという単純な事実に気が付く。特に深刻なのは、日本経済の中核を担うべき製造業への就職実績がほとんどない。岡山大経済学部も似たような傾向ではあったが、法学部ではより徹底している。

念のため前年の平成25年度も見てみたが、やはり同じ傾向であった。
つまり、このトレンドは長年のものであること、そして岡山大法学部の民間企業への就職実績は、金融機関以外は女子学生で稼いでいたことが推定される。単純だが、深刻な事実である。

 

以上の内容を具体的に書き出して検証してみよう。
平成26年度の岡山大法学部の、男子の就職実績は下記のとおりである。

 

〔岡山大学法学部昼間主コース　男子民間企業就職先〕
 

（平成26年度）

岡山商工会議所—————————1名

岡山土地倉庫—————————–1名

岡山ルートサービス————————1名

関電システムソリューションズ—————-1名

キャリアプランニング———————–1名

キャリアブレイン—————————1名

九電工———————————–1名

神戸健康共和会—————————1名

コスモス薬品——————————1名

サタケ————————————1名

山陽新聞社——————————-1名

ＪＲ西日本——————————–1名

シマムラ———————————-1名

商工中金———————————1名

大東建託———————————1名

中国銀行———————————1名

トマト銀行———————————1名

豊田自動織機—————————–1名

中島商会———————————1名

日本郵便———————————1名

日本電子硝子—————————–1名

野村證券———————————1名

飛騨産業———————————1名

兵庫南農協——————————-1名

広島大学生協—————————–1名

フルステージ——————————1名

マイナビ———————————-1名

みずほフィナンシャルグループ—————-1名

三井住友信託銀行————————-1名

三井造船システム技研———————-1名

三菱ＵＦＪリース—————————-1名

ミナベ化工——————————–1名

両備ヘルシーケア————————–1名

リンク・セオリー・ジャパン——————–1名

若宮老人保健センター———————-1名

法学部昼間主の学部定員205名に対して、男子の民間企業就職者は以上である。

商工会議所や政府系の商工中金、日本郵便やＪＲ西日本を民間企業に入れるのは躊躇したが、無理に入れざるを得ないほど、岡山大法学部の民間就職は極端に少ないのである。

 

上場企業としてすぐに目が行くのは九州電力系列の工事会社である九電工やトヨタ系の豊田自動織機等であるが、かつてインフラ系の定番就職先であった地元中国電力、四国電力本社の名前はない。どちらも過去5年間に就職実績がないため、このリストから社名そのものが削除されている。それ以外にも、百十四銀行、徳島銀行といった、かつて岡山大法文卒のＯＢがトップをつとめたことのある近隣企業への就職者数も0名である。

それよりも深刻なのは、野村證券やみずほ等の金融機関を除いて、グループの本丸企業が意外に少ないことである。特に、有力製造業に至っては皆無である。これはどうしたことだろうか。

 

一方で、大学院への進学は多い。殆どが法曹志望者の法科大学院進学である。地元岡山大だけでなく、京都大、大阪大、神戸大、慶応大、早稲田大の法科大学院など錚々たる顔ぶれになっている。ただ、総じて私立への進学者は少なく、国立の法科大学院進学が多い。

岡山大法学部は、昔から公務員就職に定評がある。そのため、中央官庁の国家公務員を筆頭に、岡山県や岡山市・倉敷市だけでなくその就職先は西日本一円の地方公共団体に広がっており、これが例年のトレンドとして定着している。上の民間企業の就職実績と比較すれば、その差は歴然としている。たしかに、これでは学生たちが「民間就職は負け組」と受け取るのもやむをえないのかもしれない。岡山大全学同窓会の小長啓一会長(現・弁護士)自身も、岡山大法文学部在学中に司法試験、上級公務員試験にダブル合格した元高級官僚であるから、これもひとつの「伝統」だろう。むしろ、大学のカラーとして肯定的にとらえたい。

これが、中・四国の文系で最難関とされてきた岡山大法学部の就職実績のトレンドである。下に、その全就職先をご紹介する。

 

《参考資料》

岡山大学法学部（昼間主）　平成26年度全就職先

「岡山大学就職ガイドブック2016（平成２８年度卒業生向け）」より

 

 

      

アプリの整理をして

ゲームは刀剣乱舞だけになり

もうひとつ入れるかと

選んだのが スタマイ。

以前 プレイしていたのだけれども

アンインストールしちゃって。

でも 結構好きだったんです。

登場キャラも多くないし

パズルゲームだし。

恋愛要素が強いんだけれど

好きになってもらうとか

そんなんじゃないし

ヒロインのとる行動が

自分とは違うととても感じるのは

かなりの違和感でしたが

(年齢も違いますが)

小説を読む感じで楽しめる。

ブロ友さんが

プレイされているのを拝見していて

私がしていた時より

楽しそうだなと

再インストーーール

ストーリーを読んだり

いろいろ し始めると大変なので

パズルを進めながら

ゆっくりと楽しんでいきたいと

思います

スタンド マイ ヒーロー も

個性豊かな男子ぞろい。

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こちらでした。

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