ほぼ日刊現物新聞
メルボルン、オークランド、サンフランシスコ。
そしてパリでは4つ。美術館に行った。
2周目初の都市ヘルシンキ。
デザイン美術館
現代美術館
ヘルシンキ市立美術館
この3つの美術館に行ってきた。
だいたいどの都市でも収穫が少ないんだが。
真ん中の現代美術館。
歩くほどにガラクタのようなものだけが展示されている。
まったく心に響かない。
それが5階建ての最上階まで登ったとき・・・
ちょっと感性ぶちまけたような、そんなヒット。
こういうヒットって本当にないんだがな。
Grayson Perryという作家。イギリス人。
(英語)
展示は主に壺だったんだがそっちは一切興味がなく
あと少しだけ服もあったがそれもどうでもよく
俺のポイントは絨毯!
タペストリーと書かれているが俺は絨毯と呼びたい。むしろ敷きたい。
の作品はこんな。
どう?キモいやろ?
でも発想と発想の組み合わせ。色彩の豊かさ。表現の表し方がツボ。
もちろん細かく織ってあるので、近寄って見ると本当に繊細。細かい。
これを作るのはもう変質者しかできない、そんなレベルの細部と全体。
ちょっとわかりにくいが拡大。
背もたれのクッションの花柄すらひとつひとつ。
一番上の絵は新聞の文字とか。
基本としてキモい系の絵が繊細さと、全体のダイナミックさで
見事に飛び出てくる印象を受ける。
大きさは・・・どのぐらいだろう。
1.5メートル×3メートルぐらいかな。
ちょっと大きく見積もってるかもしれないが。
これが一番大きくて3メートル×6メートルぐらい?
もっとピクセル大きく表現したい。
とにかく衝撃を受けたな。凄さに。
あとの2つの美術館はそれほどでもなかった。
現代美術館の窓からの景色。
デザインショップに上の絵のトレーや絵葉書が売っていたんだが
平面でノッペラとした絵になるともうだめだな。
全然良さが伝わらない。
それはこの記事の画像でもそうなんだが。
ぜひ現物を。どこかで見てくれ。
現物 守りたい人がいる
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それでもかわいさに負けて、鏡台に置くだけの観賞用として買っちゃうかもしれないけど(´・ω・`)w←ダメ人間