現物最強伝説

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この記事では、初心者の方が最初に購入する楽器でオススメの物をご紹介します🎻

初心者向けのヴァイオリンの特徴

まずは初心者向けの楽器とはどのような物なのかを説明します

 

初心者向けのヴァイオリンは、楽器本体と弓・ケースがセットになっている物が多く、中には松脂や肩当などのアイテムがセットになっている場合もあります。

 

通常、ヴァイオリンは楽器本体と弓・ケースそれぞれ別々に選びますが、初心者の方は最初からセットになっている物の購入するのがオススメです

弦楽器は手工品(職人が木を手作業で削ったりして、全て手作業で製作した物)が本来の製作方法です。

年末の特番でお馴染みの数億円もすることで有名なストラディヴァリウスなどは勿論のこと、数十万円以上の楽器の多くは手工品です。

しかし、初心者向けのヴァイオリンは機械で造られた物が主流となっています。

いわゆる量産品です。

機械で作る場合、手作業で造るように木を削り出すのではなく、機械でプレスしてヴァイオリンの型を取る方法があります。

あるいは、機械で加工された物に手工を加えた方法で製作される楽器も多いです。

量産品と聞くと良いイメージが湧かないかもしれませんが、良い音色を出すために設計され精巧に造られるので、クオリティが均一で失敗がないのがメリットです。

金額と音色

初心者向けのヴァイオリンセットは安い物だと1万円前後〜10万円前後まであります。

しかし1万円前後の物は、ヴァイオリンとは言い難いクオリティの楽器が殆どなのでオススメできません。

最低でも2万円代の楽器を購入しましょう

音色の良し悪しや細部の造りのクオリティは、ある程度金額に比例します。

金額が高い方が音色の良い楽器が多いのは間違いありません。

しかし例えば、5万円と6万円の楽器ではさほど違いがないというのが私の正直な感想です。

2万円と10万円の楽器を比べた場合は顕著に差があるので、予算内であれば勿論オススメするのは10万円の物ですが、

最初は安価な楽器を購入し、上達してもっと素敵な音色で演奏したいと思った時に少し高価な楽器にステップアップするのもオススメです

不注意で楽器を壊してしまう恐れのある小さなお子様も、最初は安価な楽器を購入するのが良いでしょう

予算と照らし合わせて、自分のニーズに適した楽器を選びましょう

ひらつか音楽教室でレッスンを受講する場合、2万円代以下の楽器は極力ご遠慮頂いておりますm(_ _)m

ご予算によっては2万円代の楽器もオススメしていますが、値段相応と言った感じで、音色も正直あまり良いとは言えません。

ディスプレイ用や個人で楽しむために購入するなら良いですが、「ヴァイオリンを上手に弾きたい」という向上心がある方にはオススメできません

購入方法

弦楽器工房や楽器量販店などで試奏をして購入するのが1番良い購入方法です。

可能ならば、講師などヴァイオリンに詳しい人と一緒に行くのがベスト。

しかし、初心者の方は楽器を弾いたことがないのでそもそも試奏をすることが難しいですし、

音を聴いても違いが分かる自信がなかったり、弦楽器工房は敷居が高く緊張して行きにくい、楽器店が近くにないなど、様々な理由から現物を見て楽器を選ぶことは難しいです。

初心者向けの楽器に関しては、ネットショッピングで購入するのも良い手段だと思います

ひらつか音楽教室では、ネットショッピングではなく直接楽器に触れて選びたいという生徒さんには、信頼できる楽器店のご紹介もしております。

楽器選びに講師が同席することは出来ませんが、講師と店長さんで事前に打ち合わせをすることで、生徒さんのニーズに合った楽器を提案して頂き、安心して楽器を選べる体制を整えています。

オススメの楽器

インターネットで気軽に手に入る楽器の中からオススメのヴァイオリンセットをご紹介します🎻

2万円代で購入可能。

音色は値段相応と言った印象ですが、コストパフォーマンスが良いです。

肩当てや松ヤニもセットになっています。

小さなお子様や、最初の楽器は安価にしたいという方にオススメ

クライスラーミュージックが販売している楽器。

中国の工房で造られた楽器で、手工品です。

手工品で3万円はとてもお買い得(*^▽^*)

音量はさほど大きくないですが、優しい柔らかい音色で、楽器の造りがとても丁寧です。

肩当てや松ヤニもセットになっています。

ケースの形が三角と角型で選べるのもオススメポイント

 

上記と同じクライスラーミュージックな販売している楽器。

こちらも手工品なのに4万円しないのでコストパフォーマンスかなり良いです。

柔らかい音色が特徴で、音の発音感度は上記のtostiよりずっと良い印象。

こちらも肩当てと松ヤニがセットになっています。

予算に余裕のある方は、同じシリーズの80Fや017E、10万円を少し上回る金額ですが、500Aモデルもオススメです

日本のヴァイオリン界のパイオニアである鈴木メソードの楽器。

昔から沢山の人に支持され使われてきた楽器で、私も幼い頃はこの楽器で育ちました。

現在も国内シェア率は高いと思います。

音色は、「重厚感がある」とまではいきませんがしっかりとした音色です。

長く使っても楽器の鳴りが悪くなることもなく、音色や造りが安定していて個体差が少ないので外れがないのがオススメ理由。

安心して長く楽しめる楽器です

肩当てや松ヤニはセットになっていないので、別途購入を忘れずに。