壊れかけの手羽先

6/18：近畿地方の地震、心配しております。どうかこれ以上被害が広がらないよう祈っています。

以下から6/17アップの記事内容です。

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今日は、先ほどまで放映されていた「もう一度観たいあの演技　第5弾」の山本草太選手の演技を観られました（→）。
録画ももちろんしていますが、放映されているときに観られるのはやっぱりうれしいですね♪

軸がまっすぐで美しいジャンプ、14歳と思えない伸びやかなスケーティング、華麗なステップなど、見れば見るほど惚れ惚れします
でも、草太選手は過去を振り返って「すごかった」で終わる選手じゃありません。今の草太選手はさらに魅力的ですし、これからもっともっと期待しています。

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町田樹さんのプロフィギュアスケーター引退発表は大きな衝撃で、ネットでもたくさんの方がそれぞれの思いを語っていること、「さすが町田樹」とあらためて思います。

2014年世界選手権エキシビションの「ロシュフォール」は、私の中のベストエキシビションの一つです
画面キャプチャ出典：

やり方によっては、来年以降はショー出演を発表せず、「今年は出ないけれどいつかは？」のような自然なフェードアウト的なこともいくらでも可能だったでしょう。そうせずに引退宣言したところが、本当に樹さんらしくて。

ファンにあいまいな期待を抱かせてはくれませんが、そうさせないというのも樹さんの思いやりなのかな？
そして、これからの残る舞台では、今まで以上に全身全霊をかけて最高品質のものを届けてくれることでしょう。

毎年あれほどの大作にせず、小作品をジャンプなしで滑るなども（それはそれで、また魅力的なプロだったと思いますが）、樹さんは講師や研究が本業という背景がありますから多分受け入れられたと思います。でも、そうしないのがやはり樹さんらしい（繰り返しですみません）。
「現状維持は退化」と語っていたスタンス、まったくぶれていませんね。

は比較的落ち着いて受け止めているようなまとめ方ですが、私にとっては、これが「二度目」だからというのはあります

現役引退時はもう二度と演技を観れないのだと思いましたので、そこから今までは予想以上に長かったボーナス期間。

幸いにも長野のメダリスト・オン・アイスも現地で観れましたが、突然すぎて何だか茫然としたままで終わってしまいました。今回は笑顔を向けたいと思っているのです。

それでももちろん、前の記事で「寂しい」とも書いたように、彼ほどの表現力と技術を持ったスケーターが来年からは観客の前で演技をしないというのは残念でたまりません。
樹さんと同じショーに出る若手スケーターたちが、樹さんから学ぶこともたくさんあったでしょうから。その機会が今後なくなるのも残念です。

とはいえどう考えても、研究者、講師、スケーターと現役時代よりもさらにたくさんのわらじを履いて、さらにどれもいっさい手を抜かないというのは、心身ともにもつはずがありません。

樹さんがプロスケーター引退発表をして学業に専念するということは、次の舞台は研究発表。そしてそれは、良い意味で自分の知名度を活かして、多くの人の目に触れる形を考えているのではと思うのです。

現役時代に血を吐くような努力で五輪代表切符をつかみ、日本代表として立派な成績を残し、そしてここ数年、フィギュアスケートの新たな魅力を体現して、「町田樹」という名前を浸透してきた樹さん。

あらためて町田樹公式サイトを見てみると、「スポーツマネジメント研究」が一番目立つ位置にきています。

メニューでも。

プロフィギュアスケーターを引退しても、公式サイトはクローズしないと思います

いずれは公開講座のようなものを開催して、町田樹の研究発表を広く視聴できるようにしてくれるのではないかとも期待しています
ライブストリーミングや動画公開もお願いします

そして来年以降は、満を持していよいよ著書発行ではないかと予想しています
ソチ五輪後、一度町田樹さんの著書が発売予定となり、予約受付が始まりました。
私も予約したのでよく覚えています

ですが、発売は取り止めになり、確かどこかで樹さんが「現役のフィギュアスケーターである間は著書は発表しない」といった発言をしていた記憶があります。
スケーターという活動から退いた後は、ついにいろいろと著書発表もしていくのではと。

『早稲田ウィークリー』の記事をあらためて読んでも、「自分が提言していかなければ」という覚悟がうかがえます。

画面キャプチャ出典：

より一部引用（色付けは私の独断です）。

現在、マスメディアでは華やかに取り上げられるフィギュアスケートですが、実はさまざまな問題が山積しています。こうした問題を研究者の立場から発信することによって、この競技の実像を正しく一般の方々にも知ってもらう。そしてフィギュアスケートが抱える問題の解決に資するような研究をして、より良い文化として次の世代に受け渡していきたいという思いが強くありました。

それを追求することによって、その競技の50年後、100年後を見据えて、責任ある提言をすることができる。まだまだ自分は大学院生の立場ですが、いずれはそんな提言によって数ある問題の一部でも解決できればという気持ちですね。

当ブログでの『早稲田ウィークリー』関連記事：

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ただ、一つだけつっこんでいいですか、樹さ～ん。
引退時期は決めていたというものの、ソチ五輪期間中に、一度は「出来る限り現役」って言ってくれ、そこはやっぱりうれしかったんですよ～。

この記事のために読売新聞を買いにいった私。一度どこかでこれを書きたかったんです