歴代だけが、「世界」でしょうか？世界を読む。
昨日、は2わんの卒業
まもくんママと2人でお届けにー♪
それぞれにぴったりなお家へ❤
ケンちゃんの里親様から
保護っ子達へご飯頂きました❤
腸内フローラ❤
ありがとうございます
強者べんけいくんは
単独飼育のご家庭に
歴代鼻ぺちゃ、ブルドッグ、フレンチ、ブルテリアと
強者の飼育経験者さま。
先住は茶トラさん❤
お庭にも出れるし
マーキングもやりたい放題だねっ
みんな幸せになりやー❤
募集中の はぎおくんは
裏の奥さんには全く大丈夫になりました！！！
根気です！
経験です！
間合が大切！
次は誰が幸せゲットかな❤
歴代を買いたい人集まれー。
俺と社長の内緒の事情。Situation115
BL要素含みます
社長室のドアを閉め秘書課のあまりにも異様な程の静けさは割と心に堪えた。
智「会議出て来る」
「行ってらっしゃいませ」
誰に伝えるわけでもなく呟いた俺の言葉にいつもいち早く反応する櫻井が、今日は俺の方を一度見て頭を下げるだけで。
潤「社長。私でよければお供致しますが」
智「いや、今日のは定例会議だ。すぐ終わるだろし俺一人で構わねえから」
潤「畏まりました」
その間も自分では気がつかないのだろうか、眉間に皺を寄せパソコンに向かう櫻井の姿はどこから見ても不自然で。
智「櫻井」
翔「は、はい」
智「おまえ、有給腐らす前に自分の仕事に影響でねえ範囲で消化しておけ」
翔「あ、…………あの、それは」
智「そのまんまの意味だ」
翔「………………畏まり、ました」
智「松本、その間の櫻井のサポート頼むぞ」
潤「はい」
少し回りくどい言い方だったのかも知れない。
でも今の櫻井にはこのぐらいオブラートに包んでやらないと
………………崩れて落ちそうに見えた。
少し、和から離れろ
俺とも、少しで構わねえから、なるべく距離を置いてくれ。
それがおまえの為であって、おまえならきっとまだ
………………間に合うから。
石神「あ、社長お疲れ様です。これから会議ですか？」
智「ああ、つまんねえ会議だよ」
石神「今日はおひとり、、、ですか？」
智「まあな。なんならおまえ来るか？」
石神「ご冗談を。私なんかが社長について会議に行けば後で社長が陰で何を言われるか容易に想像がつきますから」
智「俺は別に構わねえよ。それにおまえは元々優秀な『秘書』だったんだし」
石神「昔の話、………ですよ」
石神が懐かしさと同時に少し悲しい瞳で遠くを見つめる。
俺もその瞳に釣られるように、歩きながら石神ときっと『同じ日』を眺めた。
「申し訳ございませんっ！私が、……っ……私だけが！」
『あの日』履いていたズボンが引き裂かれるほど強く握られ、病室の床に跪き、俺に何度も頭を下げて嗚咽混じりに泣き崩れた石神の姿
あの姿は何年の月日を重ねても俺の脳裏に焼き付いて離れることはなかった。
智「なあ、石神」
石神「何でしょう、社長」
智「今度『あの場所』に付き合ってくれるか」
石神「それは構いませんが、今の社長でしたら私より二宮君とご一緒の方がよろしいかと。もちろん運転はさせて頂きますが」
智「さあ、それはいつになる事やら。の前に実現すらしねえかもな」
石神「『大野智』の勘にご不安でも？」
あの日カフェテラスで出会ったあいつとの偶然にも必然な出逢いは今の俺にとって既に掛け替えのないものとなり、あいつと同じように俺の周りの環境もあの日以来目紛しく変わりつつある。
松本の存在
そして
………………櫻井の存在も。
石神「あまりご自分を追い詰めにならないように」
智「別に追い詰めてなんていねえよ」
石神「人間、それぞれに自分の流れというものがございます。社長にも当然あるように、松本さんにだって櫻井さんにだって、それこそ、…………二宮君にだって」
智「おまえも『色々』と鋭いのな？」
石神「歴代大野家の秘書をしておりましたから、それなりには」
智「じゃあいっそ俺の秘書にもなるか？」
石神「ご冗談を。私は最後の役目をお兄様に預かったままでございます。それを全うするのが私のこの会社での最後の役目でごさいますから」
智「おまえも十分自分を追い詰めてるじゃねえか」
石神「確かに、そうかもしれませんね」
悲しい瞳から柔らかな瞳に変わった石神のその表情に安堵しながらも、改めて俺と石神の背中には
重い、
重すぎる『もの』がのし掛かっている事を嫌でも思い出させた。
そんな俺の
唯一の
安らぎは
俺にいつか微笑んでくれるだろうか。
石神「ハンバーグ弁当」
智「は？」
石神「とても美味しそうに召し上がってましたよ」
智「そ、そうか」
石神「本気なんですね、社長」
智「なんだよ、当然」
石神「わたしも彼の事、社長とは違う意味でとても好きですから」
智「ちっ、含みのある言い方しやがって」
石神「ふふ、それは失礼しました」
智「なあ、石神」
それはごく自然に。
俺の事を小さい頃から、
そして俺が俺で無くなったあの日からも
俺から大切なものが一度に奪われたあの日からも
曲がる事なく俺を見続けてくれた石神だからこそ
………………漏れた。
智「あいつは俺の全てを受け止めてくれるだろうか」
エレベーターが到着する音がした。
ゆっくりとそのドアが開き、俺は足を進めた。
智「じゃあ行ってくる」
エレベーターのドアが閉まる瞬間、頭を下げた石神の言葉はほんの少し揺らいでいた俺の心をあの日と、いくつも乗り越えてきた辛い日々から俺に守ってくれた温もりが
………………再び纏った
石神「あなたらしく、今のままで居ればきっと彼は
………………自分でその答えを見つけますよ」
パタンと音を立てて閉まるエレベーターとその言葉は
不安で今にも気を緩めれば零れ落ちそうだった俺の何かを寸前で
………………留めてくれた。
智「兄貴、石神を俺の側に残してくれてありがとう」
そう何度も
何度も
エレベーターが止まるまで瞳を閉じて俺は
………………思い続けた。
はいはい歴代
俺と社長の内緒の事情。Situation115
BL要素含みます
社長室のドアを閉め秘書課のあまりにも異様な程の静けさは割と心に堪えた。
智「会議出て来る」
「行ってらっしゃいませ」
誰に伝えるわけでもなく呟いた俺の言葉にいつもいち早く反応する櫻井が、今日は俺の方を一度見て頭を下げるだけで。
潤「社長。私でよければお供致しますが」
智「いや、今日のは定例会議だ。すぐ終わるだろし俺一人で構わねえから」
潤「畏まりました」
その間も自分では気がつかないのだろうか、眉間に皺を寄せパソコンに向かう櫻井の姿はどこから見ても不自然で。
智「櫻井」
翔「は、はい」
智「おまえ、有給腐らす前に自分の仕事に影響でねえ範囲で消化しておけ」
翔「あ、…………あの、それは」
智「そのまんまの意味だ」
翔「………………畏まり、ました」
智「松本、その間の櫻井のサポート頼むぞ」
潤「はい」
少し回りくどい言い方だったのかも知れない。
でも今の櫻井にはこのぐらいオブラートに包んでやらないと
………………崩れて落ちそうに見えた。
少し、和から離れろ
俺とも、少しで構わねえから、なるべく距離を置いてくれ。
それがおまえの為であって、おまえならきっとまだ
………………間に合うから。
石神「あ、社長お疲れ様です。これから会議ですか？」
智「ああ、つまんねえ会議だよ」
石神「今日はおひとり、、、ですか？」
智「まあな。なんならおまえ来るか？」
石神「ご冗談を。私なんかが社長について会議に行けば後で社長が陰で何を言われるか容易に想像がつきますから」
智「俺は別に構わねえよ。それにおまえは元々優秀な『秘書』だったんだし」
石神「昔の話、………ですよ」
石神が懐かしさと同時に少し悲しい瞳で遠くを見つめる。
俺もその瞳に釣られるように、歩きながら石神ときっと『同じ日』を眺めた。
「申し訳ございませんっ！私が、……っ……私だけが！」
『あの日』履いていたズボンが引き裂かれるほど強く握られ、病室の床に跪き、俺に何度も頭を下げて嗚咽混じりに泣き崩れた石神の姿
あの姿は何年の月日を重ねても俺の脳裏に焼き付いて離れることはなかった。
智「なあ、石神」
石神「何でしょう、社長」
智「今度『あの場所』に付き合ってくれるか」
石神「それは構いませんが、今の社長でしたら私より二宮君とご一緒の方がよろしいかと。もちろん運転はさせて頂きますが」
智「さあ、それはいつになる事やら。の前に実現すらしねえかもな」
石神「『大野智』の勘にご不安でも？」
あの日カフェテラスで出会ったあいつとの偶然にも必然な出逢いは今の俺にとって既に掛け替えのないものとなり、あいつと同じように俺の周りの環境もあの日以来目紛しく変わりつつある。
松本の存在
そして
………………櫻井の存在も。
石神「あまりご自分を追い詰めにならないように」
智「別に追い詰めてなんていねえよ」
石神「人間、それぞれに自分の流れというものがございます。社長にも当然あるように、松本さんにだって櫻井さんにだって、それこそ、…………二宮君にだって」
智「おまえも『色々』と鋭いのな？」
石神「歴代大野家の秘書をしておりましたから、それなりには」
智「じゃあいっそ俺の秘書にもなるか？」
石神「ご冗談を。私は最後の役目をお兄様に預かったままでございます。それを全うするのが私のこの会社での最後の役目でごさいますから」
智「おまえも十分自分を追い詰めてるじゃねえか」
石神「確かに、そうかもしれませんね」
悲しい瞳から柔らかな瞳に変わった石神のその表情に安堵しながらも、改めて俺と石神の背中には
重い、
重すぎる『もの』がのし掛かっている事を嫌でも思い出させた。
そんな俺の
唯一の
安らぎは
俺にいつか微笑んでくれるだろうか。
石神「ハンバーグ弁当」
智「は？」
石神「とても美味しそうに召し上がってましたよ」
智「そ、そうか」
石神「本気なんですね、社長」
智「なんだよ、当然」
石神「わたしも彼の事、社長とは違う意味でとても好きですから」
智「ちっ、含みのある言い方しやがって」
石神「ふふ、それは失礼しました」
智「なあ、石神」
それはごく自然に。
俺の事を小さい頃から、
そして俺が俺で無くなったあの日からも
俺から大切なものが一度に奪われたあの日からも
曲がる事なく俺を見続けてくれた石神だからこそ
………………漏れた。
智「あいつは俺の全てを受け止めてくれるだろうか」
エレベーターが到着する音がした。
ゆっくりとそのドアが開き、俺は足を進めた。
智「じゃあ行ってくる」
エレベーターのドアが閉まる瞬間、頭を下げた石神の言葉はほんの少し揺らいでいた俺の心をあの日と、いくつも乗り越えてきた辛い日々から俺に守ってくれた温もりが
………………再び纏った
石神「あなたらしく、今のままで居ればきっと彼は
………………自分でその答えを見つけますよ」
パタンと音を立てて閉まるエレベーターとその言葉は
不安で今にも気を緩めれば零れ落ちそうだった俺の何かを寸前で
………………留めてくれた。
智「兄貴、石神を俺の側に残してくれてありがとう」
そう何度も
何度も
エレベーターが止まるまで瞳を閉じて俺は
………………思い続けた。
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